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日本人が知らない、日本人の今昔

新年、あけましておめでとうございます。

昨年は多くのお客様にご愛顧いただき誠にありがとうございました。

KOKORO TOTONOは、まだまだ開始して間もないサービスですが、皆様の『ありがとう』、『助かったよ』のお言葉をモチベーションにさまざまなことに取り組み始めた事業です。

ところで、日本とは、欧米やヨーロッパなどの国と違って、海に囲まれた島国です。

江戸時代の鎖国も相まって、他国の文化が入りにくい国でした。

それは、何もデメリットだけではありません。

湿度が高くジメジメした夏に、正座でにじりながらでないと入れないお茶室に入り、四畳半の狭い空間で懐石という長いコース料理をいただく。しかも武士も平民もひとたびその狭い空間に入れば平等に扱われる。なんなら武士もその四畳半を前にすると、刀を置いてカシラを下げさせられる。この上ない屈辱。

つまり、日本人はジメジメした空間をいかに快適にするかの工夫を古来から地位関係なく強いられてきました。

そのため、和をもって尊し。周囲と共存し、周りの意見と合わせることで、その狭い空間で暑苦しいいざこざを避け、風通しの良い人間関係を構築する術に必然的に長けてきたのです。ちなみに、風鈴も涼を耳からとるためのアイテムです。

つまり、日本人は世界一相手の気持ちに敏感で、相手の『心地よい』に気付ける国民なのです。

『おもてなし』の文化が当たり前にあり、治安や清潔さが保たれているのもこの気質のおかげでしょう。

そう考えると、日々あなたが感じているしがらみも、少しは納得がいきますでしょうか?

お片づけの話しに戻りましょう。

一方で、戦争の時代に経験した貧困から、『もったいない』という文化も日本人の中に深く根付いていることも周知の事実ではないでしょうか?

モノを大切にするという文化は、生活の中でいかにそのモノを長く大切に扱うか、そうすることで持続可能な使用を可能にし、生活を維持することに貢献しました。

何が言いたいかというと、その繊細で行き届いたおもてなしや配慮のおかげで、今や日本には行き届いた便利で実用的な商品が次々と発売され、モノで溢れかえっています。

現についつい気軽に買ってしまう100円均一ショップに行けば、お米を研ぐだけの商品が売られています。

おばあちゃんの知恵を駆使していた世代の方にはびっくりかもしれません。

そして、『もったいない』という概念が脳裏から離れず、なかなか捨てられない。

いよいよ、負のサイクルの始まりです。

日本の義務教育の家庭科の教科書には、調理、裁縫、掃除の科目には多くのページが裂かれているのにもかかわらず、お片づけのページは半ページから1ページと言われています。

つまり、日本人が一番と言っていいほどお片づけについて学習の必要性があるにもかかわらず、充分な学習の機会が与えられていないのです。

しかし、これからも便利な商品は増え続け、ますます価格競争の激化が予想され、気軽に購入したモノで溢れた生活で困惑が予想されます。

だからこそ今、一人ひとりの買う力、モノを選び取る、受け取る力が必要となってくるのです。

よくお金持ちのお宅の方がモノが少なく片付いていて、世帯年収の低いお宅の方が散らかっているのも典型例です。(もちろん例外もあります)

私たちは、単にお片づけのサポートを行うだけではなく、日本社会全体が個々人や企業などの団体における空間を快適かつ効率的に維持することが可能となるための、必要な知識や経験を習得できるようなシステムを構築しています。

今日も誰かが誰かを助けています。

日本はそうやって支え合いながら、強く、豊かになっていくのです。

まずはお気軽に、お問い合わせください。

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